奈良公園の鹿と人の共生、世界遺産の未来を考えるシンポジウム
奈良の象徴ともいえる世界遺産と奈良公園の鹿。その豊かな自然と歴史が今、鹿の急増による被害の拡大という新たな課題に直面しています。
こうした状況を受け、奈良教育大学を会場に、鹿と人との共生や景観保全のあり方を考えるシンポジウム「ネイチャーポジティブシティー奈良 ~歴史・景観・学びを未来へつなぐシンポジウム~」が、9月26日(土)に開催されます。


■ 開催の背景
奈良の価値と、顕在化する「鹿と人の共生」をめぐる課題
奈良には、1300年にわたって世界遺産や奈良公園の鹿、歴史的景観、学びの文化などが重層的に受け継がれています。一方で、奈良公園や春日山原始林では、鹿と人との共生や景観保全など様々な課題が生じています。
これまでも鹿をめぐる課題意識はありましたが、近年その課題が顕在化しています。とくに最近では全国放送のニュースでも大きく取り上げられるなど、鹿の頭数急増による被害が拡大・多様化し、影響を受ける人が増えていることで、全国的にも関心の高い問題として捉えられるようになりました。具体的には、単なる「人身事故急増や農作物被害」にとどまらず、以下のような被害の拡大が顕在化事例として挙げられます。
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生活圏・通学路への出没と安全への懸念
角が生えたオス鹿が子どもの通学路に出没する危険性や、観光客との接触事故 -
住宅街の「ミニ奈良公園化」
住宅街に群れで出没し、公園へ戻してもまた住宅街へ戻ってきてしまう事態の発生 -
農作物や生活環境への被害
田植えしたばかりの苗や、各家庭の花壇を食い荒らす被害 -
下草を食べつくすが故の環境破壊
山が剥げてきている、鹿が食べない植物ばかりが増えて植生が変わっていくなど
本シンポジウムでは、これらの課題を出演者と来場者で共有し、歴史・景観・学びの視点から、奈良の価値を未来へつないでいく方策を議論します。
■ 現場のリアルな声を聴く
多様な専門家によるパネルディスカッション
当日は、環境保全団体や鹿の保護活動団体、鹿の歴史や人との交流に関する文化の研究者、奈良公園を管轄する行政といった、多様な立場の専門家が一堂に会します。現場のリアルな声を聴きながら、歴史・景観・学びの視点から奈良の価値を未来へつないでいく方策を多角的に議論します。
奈良から世界へ発信できる「人と鹿の共生モデル」を考える場として、まちづくりや環境保護に取り組む企業・団体様、教員を目指す学生の方から、奈良が好きな市民の皆様まで、ぜひご参加いただきたい内容です。
【 イベント詳細 】
開催日
2026年9月26日(土)
時 間
13:30~16:30(受付開始 13:00)
会 場
奈良教育大学 大講義室
料 金
入場無料
定 員
先着200名
対 象
学生(教員を目指す大学生)、地元住民、企業・団体(まちづくり/観光地域づくりに取り組む企業、環境保護団体)、教員、観光ガイドの方など、どなたでもご参加いただけます
申込締切
2026年9月14日(月)



