〈奈良〉SNS総フォロワー約10万人!奈良を代表するマルチクリエイター/あをにまるさん 2024.4.12 鮎 奈良で活躍する“奈良もん” 今回は、奈良を代表するクリエイター『あをにまる』さんをご紹介! 2013年にソーシャルメディア「X(旧Twitter)」に登場し、自虐的で卑屈な投稿を中心に奈良県の魅力を発信する『卑屈な奈良県民bot』。現在ではフォロワー6.8万人と奈良を代表するインフルエンサーだ。同アカウントは2人で運営されており、「中の人2号」として活動するのがあをにまるさん。 “1994年生まれ、大和高田市出身の男性”以外に素性を明かしていないが、個人運営のものも含めXでの総フォロワーは約10万人と超人気。SNS以外にもフリーゲームや小説の執筆など様々なメディアで人気を博している。 卑屈な奈良県民bot @nntnarabot 鹿に乗って通勤しています。県外在住の方もぜひウェルカム。※ botという名の手動。中の人複数名による運営です。【⭐️告知】小説「今昔奈良物語集」KADOKAWAより好評発売中!お仕事のご連絡はぜひDMまでどうぞ!... ゲームでは「ファイナルファンタジー」を元ネタにしたギャグRPG「ファイ奈良ファンタジー」をWEB上で公開。2020年に体験版がヒットし翌年には完成版が公開された。現在は「確定申告を頑張るRPG」や「なら☆こい」といった新作も制作中とのこと。 また小説では『竹取物語』をネットスラングと古典文法を織り交ぜて生まれ変わらせた『ファンキー竹取物語』が2021年に「はてなインターネット文学賞」大賞を受賞。同作を含む有名文学作品の舞台を奈良に置き換えたパロディー短編集『今昔奈良物語集』(2022年KADOKAWA)は2度の重版がかかるなど奈良で爆発的ヒット作となった。 ファイ奈良ファンタジー 『今昔奈良物語集』あをにまる KADOKAWA 「月単位くらいで変わるマイブームのようなもので、やってみたいと思ったらその内にさっと作って出して。その繰り返しなんです」とあをにまるさん。それで次々に人気コンテンツが生まれていくのがすごいところ。高校時代に演劇をしていて、脚本を書いたりシナリオを考えたりするのが好きだったことも活動の原動力となっているという。 実は、各作品には教養的な要素も多く、あをにまるさんは「表面上はパロディーや自虐などネタ要素の強いものですが、難しい文学や歴史の分野に触れるきっかけになり、おもしろおかしく学んでもらえたら」と話す。 あをにまる @aonimaru_games 卑屈な奈良県民bot中の人2号。小説・フリーゲーム制作、ならどっとFM「ひるなら784」ラジオパーソナリティなど... 現在は小説の続編やゲーム制作を続けつつ、4月から、ならどっとFMで木曜昼のパーソナリティーも務めるなど新たなメディアへも進出しており、YouTuberやVTuberなどにも意欲を示す。 「やりたいことをやっているだけなんですが、見る人に楽しんでもらえるようないいものができれば」。次はどんなものが生まれてくるのか、わくわくしながら待ちたい。 奈良の小さな町にあふれる日常の“エモい”を発信 奈良県広陵町で活躍する『#エモい町 広陵町』河野瀬 大貴さんをご紹介... 詳細を見る≫