〈三郷町〉創建2100年超!“気”を司る風神さま『龍田大社』 2024.12.16 鮎 日本のピンチを救ってきた風の神様 今からおよそ2100年前に創建された『龍田大社』。第10代崇神天皇の時代に凶作や疫病の流行で国が騒然としていた時に、天皇の夢に大神が現れ、お告げ通りに社を造営すると、作物は豊作に、疫病も退散したと伝わり、これが同社の始まりだといいます。 主祭神は天御柱大神(あめのみはしらのおおかみ)と国御柱大神(くにのみはしらのおおかみ)の2柱。天と地の間、すなわち大気・生気・風力を司る神様で風神様として信仰されます。この風神様は鎌倉時代の元寇(蒙古襲来)の際に元軍の船を沈めた嵐(神風)を起こした神として、一躍有名となりました。 また両柱には志那都比古神(しなつひこのかみ)・志那都比売神(しなつひめのかみ)という別名があります。「志那」とは「息長(長寿)」を意味し、「気息の長く遠く吹きわたる」とされることから“気”を守る神様としても信じられています。 拝殿の柱には龍(風神の眷属)のようにしめ縄が巻き付く 摂社には神武天皇即位の頃より龍田地区を守護していた氏神(龍田比古命・龍田比売命)を祀り、末社には縁結びや災難除けのご利益があるとされる白龍神社や、商売繁盛や福徳円満を祈願する龍田恵美須神社・三室稲荷神社などが鎮座します。 境外にも飛び地として、風神様が降臨したとされる聖地「御座峰(ござがみね)」や水の神を祀る「磐瀬の杜」などがあります。 【行事】 31日16時30分 大祓式、除夜祭 1日 0時 初太鼓、初祈祷、御神火点火 5時 歳旦祭 15日6時 大とんど 10時 ぼけよけ大祭 ★ふるまい大根(15日10時~整理券配布/200人) 祓い守り 800円