年末から年始にかけて会食の機会が増えるこの季節。食べ過ぎや飲み過ぎ、生活リズムの乱れから疲労が溜まっている人も多いのでは? 今回は東洋医学の優れた知恵を借りる『ツボ押しセルフケア』をご紹介。元気の源の気を巡らせて年始からいいスタートを切ろう。
仕組みをおさらい
経絡と経穴
気・血・水
東洋医学で考えられている体を構成する基本的な要素。気は生命活動に必要なエネルギー、血は体を流れる血液とその働き、水は体内の血液以外の水分を指す。
経絡(気と血の通り道)
気や血が体内を巡るための通り道。縦横無尽に張り巡らされて皮膚や筋肉などの体表部と内臓をつなぐ。気や血の巡りが滞ると内臓にも影響がおよび不調の原因に。
経穴(ツボ)
一般的に言うツボのこと。経絡と体表部との接点で、経穴を刺激することで内臓に刺激が伝わり、全身の気や血の巡りを調整することができる。
知っておきたい
ツボ押しポイント
ツボの場所
ツボの位置には個人差があり、大体の位置を把握したら触った感覚を頼りに判断しよう。
- ❶ 痛みがある
- ❷ 心地よさがある
- ❸ しこりがある
- ❹ くぼんでいる
- ❺ 冷感がある など
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指先が少し白くなる
ぐらいの強さで!
ぐらいの強さで!
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ツボを押す時は
「イタ気持ちいい」強さで
- ❶ 親指を使って少しずつ力をかける
- ❷ イタ気持ちいいぐらいの強さで、3秒間を目安に押す
- ❸ 押し終わったらゆっくりと力を緩める
- ※強く押しすぎると揉み返しが起こるので注意
ツボを温めるのもオススメ
お湯(50℃)を入れたホット用のペットボトル、ミニカイロ、台座灸などを使って1分間を目安に
ツボを温める。
プロのアドバイス
あいくりん鍼灸院
鍼灸師 山本 愛理奈 先生
鍼灸師 山本 愛理奈 先生
東洋医学では自分の体の変化を感じ、自分のことを知ることが大切です。毎日ツボを押すことで体調の変化に気づくきっかけになります。日々のセルフケアにぜひ取り入れてみてください。
年末年始にぜひ試したい
ツボ押しセルフケア
胃腸を整えるツボ
❶ 足三里(あしさんり)
位置:
膝の外側、お皿の下から指4本分(自身の指)ほど下がった所の最もくぼんでいる所
ポイント
胃腸を整えるポピュラーなツボ。
健脚のツボとも言われ疲労回復にも良い。日常的なケアに。
健脚のツボとも言われ疲労回復にも良い。日常的なケアに。
❷ 梁丘(りょうきゅう)
位置:
膝のお皿の外側の上端から指3本分ほど上がった所
ポイント
胃痛や下痢など急性の症状に。
膝の調子が悪い人にもおすすめ。
膝の調子が悪い人にもおすすめ。
❸ 内庭(ないてい)
位置:
足の人差し指と中指の間の水かきの部分
ポイント
食べすぎた時のムカムカ、吐き気を
下げる効果が期待できる。
即効性がある。
即効性がある。
体を温めるツボ
❹ 三陰交(さんいんこう)
位置:
内くるぶしから指4本分ほど上がった所
ポイント
血行を促進し体を温める効果が期待できる。
寒いと思ったら押さえるか、温めて。
寒いと思ったら押さえるか、温めて。
疲労回復に良いツボ
❺ 労宮(ろうきゅう)
位置:
手を握って中指の先が当たる所
ポイント
心労や疲労が集まる場所とされ、疲労やストレスを和らげる効果が期待される。
❻ 井穴(せいけつ)
位置:
指先のツメのはえ際
ポイント
疲労を取り、風邪の予防にも効果的。
各指を指で挟むように押して日々の体調の確認を。
各指を指で挟むように押して日々の体調の確認を。
プロのアドバイス
菊岡漢方薬局
菊岡 泰政 先生
菊岡 泰政 先生
ツボ(鍼灸)と漢方薬は<外からの刺激>と<内からの調整>ですが、どちらも東洋医学(陰陽五行・気血水)に基づき、体のバランスを整え、自然治癒力を高めるものです。
ツボ療法は、経穴(ツボ)を鍼や灸などで刺激し、経絡の流れを改善する治療法で、漢方は体質や症状に合わせて「気・血・水」のバランスを、生薬で内側(内臓)から整えます(帰経)。併用がうまく合えば万全ですね。
ツボ療法は、経穴(ツボ)を鍼や灸などで刺激し、経絡の流れを改善する治療法で、漢方は体質や症状に合わせて「気・血・水」のバランスを、生薬で内側(内臓)から整えます(帰経)。併用がうまく合えば万全ですね。
※帰経(きけい)
・・生薬や食材それぞれが特定の臓腑や経絡に作用すること
・・生薬や食材それぞれが特定の臓腑や経絡に作用すること
プロのアドバイス
きらり整体院
西村 さん
西村 さん
耳にはたくさんのツボが集まっています。目が疲れた、肩が重い、リラックスしたい時は、耳マッサージがお薦めです。頬や目のたるみ、ほうれい線が気になる人も。
❶5本の指で耳全体を包むように軽くつまむ。
❷耳の根元から大きく円を描くように、前回し、後ろ回しを5回ずつ。1周3秒位でゆっくり優しく。少し痛い位が丁度いい強さです。
❷耳の根元から大きく円を描くように、前回し、後ろ回しを5回ずつ。1周3秒位でゆっくり優しく。少し痛い位が丁度いい強さです。
