今年も開催!街中散策イベント「出張!! 言葉あそび575」 屋外イベント 参加型イベント 2026.2.27 yuzu 前回大好評の企画が今年も開催! yomiっこ巻頭ページ「言葉あそび」でおなじみの俳人・倉橋みどり先生を講師にお招きし、奈良の街歩きを楽しみながら日常の風景を5・7・5で切り取るイベント「出張!! 言葉あそび575」。 今年は世間がバレンタインデーで賑わう2月14日(土)に開催しました。 お題は「見たものをフレッシュに」ネタ探しは“こっそり”がコツ!? 近鉄奈良駅の行基噴水前に集合し、出発前に倉橋先生から本日のお題が発表されました。 「見たものをフレッシュに。楽しいな、楽しそうだなと思ったことを詠みましょう。季語はなくても大丈夫ですよ」 バレンタインデー関係の句が多くなるかな。と想像していましたが、周りを見渡すと意外にもバレンタインの“バ”の字もなく、近くのお店にもそれらしい商品がない…。しかし、「皆さんクリエイターですから!バレンタインデー感がないことも含めて、見たものをフレッシュに作りましょう」と先生。 さらに、「一緒に歩いていて面白いことが起きた時、わざわざみんなに言いふらさず、自分だけこっそり見てメモをする。そんなことも大事です(笑)。行き交う人のコートが春色になっているな、とかね」と、ユーモアたっぷりな作句の秘訣も伝授していただきました。 奈良の街歩きスタート! 今回の散策ルートは、東向商店街からスタートし、椿井つばい市場、餅飯殿もちいどのセンター街、三条通、そして小西さくら通りをぐるりと巡るコース。定番の観光スポットからディープな路地裏まで、近鉄奈良駅周辺を小一時間歩き回りました。 途中、老舗和菓子屋さんの店頭では、東大寺二月堂の伝統行事「修二会(お水取り)」の時期限定で販売される生菓子を発見。籠りの僧が作る紅白の椿の造花「糊こぼし」を模した美しいお菓子を見ながら、なぜこの時期に椿のお菓子が出るのか、修二会とはどんな行事なのか、奈良ならではの奥深い話を伺うことができました。 今回の街歩きで特に皆さんの目を引いたのが「椿井市場」。 入り口付近は新しいお店が並ぶおしゃれな雰囲気ですが、奥へと足を踏み入れると、そこはまるで昭和にタイムスリップしたかのようなディープな空間。 「入り口は知っていたけれど、奥まで歩いたのは初めて!」と、参加者の皆さんも大興奮でした。 本来は自由散策の予定でしたが、気づけば全員で一緒にワイワイと見て回る展開に。 談笑しながらカメラで写真を撮ったり、手帳にこっそり俳句のネタをメモしたりと、笑顔あふれる楽しい時間となりました。 大盛り上がりの作句&結果発表 奈良の街歩きを満喫した後は、会社(yomiっこ編集部)に移動して作句の時間へ。弊社の朝廣佳子編集長を含むスタッフ3名も加わり、一人2句ずつ作成。 私は初めて作句に挑戦しましたが、皆さんの手助けもあり無事に完成することができました♪ 少し休憩をとった後に倉橋先生による講評を交えた入選からグランプリまでのドキドキの結果発表がスタート。 「その言葉にするか悩みました」「そんな表現があったか〜!」と、ご自身の句や他の方の句の講評を聞いて大盛り上がり。それぞれに豪華賞品が手渡され、笑顔が弾けました。 【賞品】高山製菓 かきもち(奥)、パティスリーMAMAN 焼き菓子セット(手前左)、Patisserie HiSaSo チョコレート(手前右) 最後に、先生ご自身の句も2句披露していただきました。 店頭の カメラのボディー 春の色 「散策中、カメラ屋さんにパステルカラーの可愛いカメラがいっぱい並んでいるのを見て、ぜひ句にしたいと思いました」と先生。春の足音が聞こえてくるような一句です。 愛の日や 売り切れたもの こそが欲し 「先着限定で売り切れていると、欲しかったのに!と思いますよね。若き日の恋も一緒で、モテる人や誰かの恋人って素敵に見えるもの。売り切れたからこそ余計に欲しくなる、そんな気持ちをバレンタインデー(愛の日)に思い出していました」 先生のちょっぴり切なくてユーモラスな解説に、会場からは「なるほど〜!」と笑いと拍手が起きました。 イベント終了後、「ちょうど『なら瑠璃絵』の最終日だから、この後行ってみようかな♪」と軽やかな足取りで夜の奈良の街へ向かわれる方も。 「出張!! 言葉あそび575」は、今回も笑顔あふれる楽しいイベントとなりました。次回のご参加も、心よりお待ちしております♪ 倉橋 みどり 先生 俳人協会幹事。俳句結社「寧楽」主宰。読売新聞奈良版で「倉橋みどりの寧楽歳時記」を月に1回連載中。NHK文化センターなどで俳句講座講師も。 前回の様子はこちらから