【葛城市】置恩寺

●ちおんじ

本堂

どんなお寺?

寺伝では奈良時代の神亀年間(724~729)に行基が開基したとありますが、実際は壬申の乱でも活躍した葛城の豪族・置始氏の氏寺として、奈良時代末~平安時代初期に建立されたと考えられています。

中世には置始氏の流れをくむという布施氏の氏寺となり「布施寺」とも称されました。一時は大伽藍が形成されたようですが、戦国時代、寺の北側にあった二塚城とともに越智氏によって焼き討ちされ、本堂以外がことごとく焼失。現在は無住の寺となり、地域住民によって管理されています。

美しい平安仏と戦国の石燈籠

収蔵庫に安置される十一面観音立像は国の重要文化財(旧国宝)。桧(もしくはカヤ)の一木造りで、平安時代初期~中頃の造像と考えられています。鼻筋が細く、微笑をたたえる唇の優しく上品な顔立ちに、重心をわずかに左足にのせ右足の力を抜いて立つプロポーション。まさに美仏です。

また庫裏の南側に建つ石燈籠は「文亀二年(1502)壬戌 仲夏天 願主 置始行国」とあり、戦乱で焼失した寺の再建の際、布施行国が寄進したものです。

十一面観音菩薩立像(重文)
置始(布施)行国寄進石燈籠

基本情報 Basic Information

医王山 安養院 置恩寺
いおうさん あんよういん ちおんじ
TEL
0745-44-5111(葛城市役所商工観光課)
営業時間
境内自由(収蔵庫拝観は要予約)
住所
葛城市寺口706
駐車場
近隣に無料Pあり(近畿自然歩道寺口駐車場)

アクセス Access Map