〈奈良市〉林神社で「饅頭祭」が4/19に行われました 2023.4.26 hiromoto 4月19日、奈良市の漢國神社内の林神社で饅頭祭が行われました。室町時代のはじめに中国から渡来した林浄因(りんじょういん)が、漢國神社に住み小豆餡の饅頭を考案し日本に広めたとされ、林浄因をまつる林神社では毎年4月19日に「饅頭祭」が行われています。 参道では奈良県内の和菓子店から選りすぐりの銘菓の即売が行われ、果物やスイーツなどの露天市で賑わっていました。中でも、江戸時代の古文献から当時の饅頭を再現した、復刻「奈良饅頭」は開始1時間ほどで完売となる盛況ぶりでした。 復刻「奈良饅頭」 祭典が行われる境内には多くの参拝者が訪れ、ご神前の林家末裔の塩瀬総本家の饅頭をはじめ全国各地の饅頭や和菓子が供えられ、菓業界の繁栄が祈願しました。 祭典後、参道の広場では「漢國神社韓園講」を率いる豊来家玉之助さんによる獅子舞が参道を駆け抜け、訪れた人の厄を払い盛り上げます。 また、御杖村の伊勢道中唄や餅つき唄の音頭に合わせて、「よいしょ、よいしょ」と参拝者や観光に訪れた人が代るがわる木の棒で餅をつき、出来上がった餅が振る舞われました。 お祭りに参加した奈良女子大学の2人組の学生は「木の棒で餅をついたのは始めて。迫力があって楽しかった」と話していました。饅頭祭奉賛神賑事実行委員長の小関吉浩さんは「皆さんに来てもらえるか心配だったが大盛況で、皆さんに喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話しました。 〈奈良市〉実は奈良発祥! 「饅頭」を巡る旅