2023年は癸卯みずのとう

十干の最後にあたる「癸」は生命の終わりと始まりを、「卯」は春の訪れを意味することから、“これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍する”年になると考えられています。

またうさぎは“跳ね上がる”様子から景気が上向きに跳ねる、物事が好転するといわれ、何かを始めるのに縁起がよいとされます。

目まぐるしく変わる昨今の情勢。新時代の到来へ向けてぴょ~んと大きく飛躍する年にしたいですね!

時代の転換点が多い癸卯年

・源平合戦/平家の都落ち(1183年)
・鉄砲伝来(1543年)
・徳川家康が征夷大将軍に(1603年)
・ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功(1903年)など

うさぎゆかりの神社

桜井市

大神神社

●ご利益 開運招福、縁結び​
例祭「大神祭」が崇神天皇8年の卯の日に始まったことから卯が神縁深い十二支とされている同社。祭神「大物主大神」が因幡の白兎を助けた大国主命と同一神であるとされることからもうさぎとの縁が強く、参集殿のなでうさぎや、うさぎの授与品が多く並ぶ。
※現在「なでうさぎ」は参拝中止

京都府宇治市

宇治神社

●ご利益 学業成就、縁結びなど
宇治へ向かう主祭神を、振り返りながら道案内をした「みかえり兎」の伝説が残る神社。
「願掛けうさぎさん巡り」では、絵馬に願い事を書き、本殿の周りを3周する間にうさぎの置物を3羽見つけられたらよりよいご利益を授かれるのだとか!
卯年の本年に創祀1710年を迎えます!
みかえり兎おみくじ 500円/みかえりうさぎ絵馬 500円

京都府京都市

東天王岡崎神社

●ご利益 子授け・安産、縁結びなど
平安京鎮護のために建てられた古社。速素戔嗚尊(スサノヲノミコト)と奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)を祀る。ご祭神が子宝に恵まれたことから、縁結びや安産のご利益で知られる。往時は神社周辺が野うさぎの生息地で、多産なうさぎは氏神の使いと伝わることから、境内のあちこちにうさぎの像やモチーフが!
うさぎみくじお守り 500円

卯年の守護本尊「文殊菩薩」

文殊菩薩は、もとは釈迦について出家し、釈迦入滅後は教えを修正・加筆し人々に伝えたとされる実在する人物。釈迦の考え方や教えをうまく人々に伝えられる頭の良さ、判断力、理解力から「智慧」を授ける仏さまと信仰されてきた。主に釈迦如来に仕える脇侍として祀られるが、本尊として単独で祀る寺院も。

安倍文殊院(桜井市)

渡海文殊群像

日本三文殊。像高約7m、日本最大の「渡海文殊群像」(国宝)は鎌倉期を代表する仏師・快慶の作。向かい合ううさぎのジャンボ干支花絵は受験生の飛躍と、周囲の大切な人たちと向き合ってほしいとの願いを込める。

般若寺(奈良市)

629年開創の「般若台」を起源とする同寺。南都焼き討ちでの焼失後、叡尊が七堂伽藍を復興し、文殊菩薩を造立した。現在の像(重文)は後醍醐天皇の御願仏として造顕され、焼失した叡尊の像の代わりに本尊としたもの。

叡尊と文殊信仰

鎌倉期、南都仏教の復興に尽力した僧・叡尊は、民衆救済の典拠の一つとなる文殊菩薩の信仰に篤かった。叡尊が復興に尽力した寺院の中には現在も文殊菩薩を祀るところも。

西大寺(奈良市)

叡尊が布教と民衆救済の活動拠点として復興した南都の大寺院。本堂の文殊菩薩騎獅像(重文)は叡尊没後に門弟らが発願したもの。文殊菩薩を中心に4人の従者を従える、中国の文殊信仰に基づく豪奢な文殊五尊像だ。

ご利益別・県内の寺社紹介

《学業成就》

春日大社(奈良市)

1250年以上信仰されてきた春日神社の総本宮

菅原天満宮(奈良市)

菅原家発祥・道真公生誕の地

《安産・良縁》

帯解寺(奈良市)

日本最古の安産祈願・求子祈願霊場

當麻寺 中之坊(奈良市)

中将姫ゆかりの寺の片桐石州による名園を望む

《金運》

信貴山朝護孫子寺(平群町)

奈良っこ、信貴山、初詣、奈良。
商売繁盛・開運招福のご利益を

宝山寺(生駒市)

商売の神様を祀る日本三大聖天のひとつ

霊山寺(奈良市)

財運の神・大辯才天を奥の院に祀る

《健康祈願》

大安寺(奈良市)

日本最初の官立寺院

石上神宮(天理市)

日本最古の神社の一つ

薬師寺(奈良市)

西の京を代表する仏教寺院

壷阪寺(高取町)

『壺阪霊験記』で知られる眼病封じの寺

《厄・災難除け》

大和松尾寺(大和郡山市)

舎人親王開基、日本最古の厄除霊場

岡寺/龍蓋寺(明日香村)

西国三十三所第七番礼所のやくよけ霊場

談山神社(桜井市)

大化の改新の中心人物 藤原鎌足を祀る古社

龍田大社(三郷町)

西国三十三所第七番礼所のやくよけ霊場

《旅行安全》

海龍王寺(桜井市)

平城宮内にある般若心経写経発祥の寺院

《諸願成就》

東大寺(奈良市)

「奈良の大仏様」で親しまれる盧舎那仏

興福寺(奈良市)

奈良時代開幕の象徴

唐招提寺(奈良市)

南都六宗の一つである律宗の総本山

橿原神宮(橿原市)

初代 神武天皇の橿原宮に建つ近代神社

長谷寺(桜井市)

総高13mの観音様に会いに行こう

室生寺(宇陀市)

女性参拝が許されていた女人高野

金峯山寺(吉野町)

世界遺産・吉野山に建つ修験道の聖地

岩船寺(木津川)

奈良っこ、岩船寺、木津川市
磨崖仏や石塔婆が点在する関西のあじさい寺